徳島大学建築計画研究室

徳島大学 理工学部 社会基盤デザインコース

建築計画とは

 
Architectural Planning and Design

当初、研究室名は「建築デザイン研究室」にするつもりでした。けれども、建築物をデザインすることは、単に日本語で言う空間を設計する(=かたちをつくる)ことだけではありません。審美や機能を追求することは要素の一つであり、これだけが必ずしも建築の全てではありません。
建築学用語辞典で「建築計画」を引くと、上記のような英訳が付いています。すなわち、建築計画とは、建築物の企画、設計、そし竣工後の維持管理を含め、これら全てを計画することだと考えています。本研究では、建築計画分野に関連する様々なモノやコトを研究対象としています。
 


 

建築計画研究室の目指すところ

 
持続可能な社会を計画する

いい建築空間ができても、そこに人々の暮らしや活動がなければ意味がありません。建築空間の計画を通じて、人々の暮らしを計画することが本当の意味での建築計画と言えます。本研究室では、人口減少、少子高齢化、低炭素型社会の構築といった社会的課題に対し、建築計画分野からどのようにアプローチできるか自身で考え、貢献できる人材の育成を目指しています。
 具体には、木造住宅の耐震化推進、空き家の利活用、住宅団地の環境整備や維持再生、持続可能な集約型まちづくり、地域防災などについて研究しています。さらに理論研究だけでなく、徳島を対象とし、実際の地域をフィールドとした多様な主体との協働による実践活動も行っています。
 


 

建築計画研究室を希望する在学生・受験生の皆さんへ

 
本研究室は、理工学部社会基盤デザインコースに所属しております。そのため、本研究室の学問領域の出発点は建築学における建築計画学をベースとしていますが、人間工学、環境工学、土木工学、農村計画学等、様々な関連分野にアプローチする広い視野を持った研究活動を行いたいと考えています。そのため、入学時において建築に興味のある学生の中でも、教養科目や専門科目における学びを通じて、特に建築や建築の集合体=都市の視点からの研究に興味を持った人、言い換えると人々の暮らしを支える空間や居場所を計画する仕事に就きたい人に向いていると思います。
また、そのような仕事に就くためには建築士受験資格が必要となりますので、社会基盤デザインコースで開講される建築士指定科目を受講しておいて下さい。
 

社会基盤デザインコース在学生(H30.1修正)

建築計画研究室は、建造物デザイン系と地域環境マネジメント系、両方のスタディーズからの配属が可能です。本研究室への配属を志望する学生は、3年次に進級する際、どちらのスタディーズを選択してもかまいません。
なお、建築計画研究室自体は地域環境マネジメント系スタディーズに属していますので、3年次以降に実施するスタディーズ別の演習等については、本研究室の学生は地域環境マネジメント系のメニューで受講してもらうことになります。
 

他大学院からの進学

他大学院から本研究室への進学を希望する学生は、受験前に必ず研究室訪問に来て下さい。(時期的には4年次進級直前の春休み〜ゴールデンウィークあたり)その際、卒業研究のテーマ、大学院終了後の進路などを質問します。また、これまでに授業で製作した設計課題やコンペ作品等のポートフォリオがあれば持参して下さい。
 

3年次編入

高専、短大、他大学等から、3年次編入により本研究室への進学を希望する学生は、受験前に研究室訪問に来ることをお勧めします。その際、卒業研究のテーマ、卒業後の進路などを質問します。また、これまでに授業で製作した設計課題やコンペ作品等のポートフォリオがあれば持参して下さい。
なお、社会基盤デザインコースでは各研究室に配属定員があるため、必ずしも希望の研究室に配属されるとは限りません。